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新築はオール電化とガス併用どっちがいい?徹底比較で解説

2025.12.25

新築住宅を建てる際、オール電化にするかガス併用にするかで悩む方は少なくありません。光熱費やライフスタイル、初期費用など、考慮すべき要素が多いため、どちらが自分に合っているのか判断が難しいものです。

そこで今回は、新築住宅でオール電化とガス併用のどちらを選ぶべきか、それぞれの特徴やメリット・デメリット、向いている家庭について詳しく紹介します。

新築はオール電化とガスどっちがいい?

新築住宅のエネルギー選びでは、以下のポイントを押さえることが大切です。

  • オール電化の特徴
  • ガス併用の特徴

それぞれの特徴を理解することで、自分のライフスタイルにあった選択をするためにも、1つずつ見ていきましょう。

オール電化の特徴

オール電化とは、給湯・調理・空調などすべての設備を電気でまかなう住宅システムのことです。ガスを使用しないため、ガスの基本料金がかからず、光熱費を電気代のみに集約できます。

コンロはIHクッキングヒーター、給湯器はエコキュートか電機温水器を使用し、冬の暖房器具としては電気式床暖房、蓄熱暖房機などを使用する生活です。

深夜の安い電力を利用してお湯を沸かすなど、電気の使い方次第では光熱費の削減が見込めるのが魅力といえるでしょう。

ガス併用の特徴

ガス併用とは、給湯器やガスコンロを使い、照明やエアコンなどに電気を使用するスタイルのことです。

ガスは火力が強いため、調理するときに高温で素早く加熱できるのが特徴です。特に中華料理など強い火力が必要な料理を作る方には、ガスコンロの使い勝手の良さが好まれています。

また、ガスは災害時に電気よりも復旧が早い傾向にあり、停電時でもガス機器が使用できる場合があるため、非常時の備えとしても安心感があるでしょう。

新築住宅でオール電化を選ぶメリット・デメリット

オール電化を選択する際には、以下の点を確認しておきましょう。

  • オール電化のメリット
  • オール電化のデメリット

メリットとデメリットの両面を知ることで、後悔のない選択をするためにも、1つずつ見ていきましょう。

オール電化のメリット

オール電化の最大のメリットは、ガスや火を使わないため安全性が高いことです。ガス漏れや不完全燃焼による一酸化炭素中毒のリスクがなく、火災の危険性を減らすこともできます。

また、深夜電力プランを活用すれば、電気代が安い時間帯にエコキュートでお湯を沸かして貯めておけるため、光熱費の節約につながります。

そして、新築時にはガス管の引き込み工事が不要になる分、道路から住宅までの距離が建築費用を抑えられるケースもあるでしょう。

オール電化のデメリット

オール電化のデメリットとしては、初期費用が高額になりやすい点が挙げられます。エコキュートやIHクッキングヒーターなどの設備にかかる費用は、ガス機器と比較すると高めです。

また、停電時にはすべての設備が使えなくなるため、災害時の備えはしておきたいものです。そして、日中の電気代が割高な料金プランが多いため、在宅時間が長い家庭では光熱費は高くなる場合があるでしょう。

加えて、設備ごとのデメリットも押さえておきたいものです。IHクッキングヒーターでは、土鍋や銅製の鍋など、一部の調理器具が使えません。さらに、エコキュートは貯湯式のため、お湯を使い切ってしまうと沸き上がるまで待つ必要があります。

機器ごとの使い方の違いも踏まえた上で、自分たちの暮らしにオール電化があっているかを検討しましょう。

新築住宅でガス併用を選ぶメリット・デメリット

新築住宅を建てる場合に、ガス併用を検討する際には、以下のポイントを理解しておきましょう。

  • ガス併用のメリット
  • ガス併用のデメリット

オール電化との違いを把握するためにも、1つずつ見ていきましょう。

ガス併用のメリット

ガス併用の大きなメリットは、オール電化と比べて初期費用を抑えやすいことです。ガス給湯器やガスコンロの導入コストは比較的リーズナブルで、設備の交換時期が来ても負担を抑えて対応しやすい点が魅力です。

また、災害時には電気よりガスのほうが復旧が早い傾向にあり、停電したときにもガスコンロや給湯器は使える場合があります。

そして、機器ごとの使い勝手にも注目してみましょう。ガスコンロは火力が強く、炒め物や中華料理など高温での調理に向いています。土鍋や銅鍋をはじめ、ほとんどの調理器具を使えるため、これまで愛用してきた鍋やフライパンを買い替える必要がなく、いつも通りの感覚で調理できる点も魅力です。

初期費用や災害時の安心感、調理のしやすさがあるため、ガス併用を選ぶ人は多くいます。

また、キッチンは使い勝手にレイアウトも大きく関係します。こちらの記事では、新築時のキッチン選びのポイントを解説しているため、ぜひご覧ください。

関連記事:新築のキッチン選びで成功するために!知っておきたいレイアウトと収納のポイント

ガス併用のデメリット

ガス併用のデメリットは、電気とガスの両方の基本料金が発生することです。毎月かかる固定費としては、二つに分かれることになります。また、ガスを使用するため、火災やガス漏れのリスクがあるため、安全点検は欠かせません。

また、ガスコンロは、IHクッキングヒーターとは違い五徳があるため、掃除に手間がかかるという声もあります。都市ガスの場合は、新築時に配管工事が必要になるでしょう。プロパンガスの場合は、地域や業者によって料金が異なるため、事前に価格を確認しておくことをおすすめします。

ランニングコストや安全面、メンテナンスの手間も踏まえたうえで、自分たちの暮らしにガス併用があっているかを検討することが大切です。

新築はオール電化とガス併用どちらかで迷ったら

オール電化とガス、どちらを選ぶべきか迷ったときには、以下の視点が役立ちます。

  • オール電化が向いているご家庭
  • ガス併用が向いているご家庭

自分の家庭のライフスタイルに合った選択をするためにも、1つずつ見ていきましょう。

オール電化が向いているご家庭

オール電化が向いているのは、安全性を最優先したいご家庭です。小さなお子様や高齢者がいる場合、火を使わないことで火災やガス漏れのリスクを避けられます。

また、日中は仕事や学校で不在が多く、夜間に家事をする家庭であれば、深夜電力の安い時間帯を活用して光熱費を抑えられるでしょう。

太陽光発電システムの導入を検討している方にも、オール電化は相性が良く、自家発電した電力を最大限に活用できます。キッチンの掃除を楽にしたい方や、料理はそれほど凝ったものを作らないという方にも、IHクッキングヒーターの使いやすさは魅力に思えるかもしれません。

オール電化と太陽光発電システムを併用する場合、蓄電池も導入するか検討することもあるでしょう。こちらの記事では、蓄電池のメリット・デメリットについて紹介していますので、ぜひご覧ください。

関連記事:蓄電池のメリット・デメリットを比較!導入のポイントも解説

ガス併用が向いているご家庭

ガス併用が向いているのは、災害時の備えも重視したい家庭です。電気とガスの二つのエネルギー源があれば、どちらかが止まっても調理や給湯ができる可能性があり、停電時にもガスコンロや給湯器が使えることもあるでしょう。

また、日中も在宅時間が長く電気を多く使う家庭では、日中の電気代が割高になりやすいオール電化よりも、ガス併用のほうが光熱費を抑えられる傾向にあります。

さらに、料理が好きで強い火力で調理したい家庭にも、ガス併用はおすすめです。中華料理や炒め物を頻繁に作る方には、ガスコンロの火力は嬉しいポイントです。プロパンガス地域にお住まいの方も、選択肢の1つとして検討する価値があります。

まとめ:新築住宅でオール電化とガス併用で迷ったら相談しよう

今回は、新築住宅でのオール電化とガス併用の特徴、それぞれのメリット・デメリット、向いている家庭について紹介しました。オール電化は安全性が高く光熱費をひとまとめにできる一方で、初期費用が高く停電時に不便というデメリットがあります。

ガス併用は調理の火力が強く初期費用が抑えられますが、光熱費はガス代と電気代の両方かかる点には注意が必要です。どちらを選ぶかは、家族構成や生活スタイル、予算によって異なります。

オール電化とガス併用で迷った場合は、建築会社の担当者に相談してアドバイスをもらうのがおすすめです。自分の家庭にあった選択をして、家づくりに役立ててください。

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