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蓄電池のメリット・デメリットを比較!導入のポイントも解説

2025.01.24

近年、電力自由化や防災意識の高まりを背景に、蓄電池が注目を集めています。新築住宅の建築計画を進める中で、蓄電池を設置しようか検討している方は少なくありません。

しかし、蓄電池の設置は本当にメリットになるのか、デメリットはないのか把握していないと、導入するか判断できない方も多いでしょう。

そこで本記事では、蓄電池のメリットとデメリットを解説します。導入するときのポイントも紹介しますので、新築住宅の購入と同時に蓄電池を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

蓄電池をつけるメリット3つ

まずは、新築を建てるときに蓄電池をつけるとどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

  • 太陽光発電で作った電気を貯めておける
  • 災害時の対策になる
  • 環境問題に配慮できる

それぞれ、詳しく解説していきます。

太陽光発電で作った電気を貯めておける

蓄電池を活用すると、太陽光発電で作った電気を無駄にせず、効率的に使えます。太陽光発電は、日中や天候が良いときにだけ発電できる設備です。

そのため、発電量が不足する夕方や夜、曇りや雨の日には、電力会社から電気を購入しなければなりません。しかし、蓄電池があれば、日中に余った電力を蓄えておき、必要なときに電気を使えます。電力会社から購入する量を抑えられるため、電気代の節約につながります。

災害時の対策になる

蓄電池は、災害時の停電対策として有効です。地震や台風などの自然災害はいつ発生するかわからないため、防災時の備えをしておきたいと思う方は少なくありません。

停電した場合でも、蓄電池があれば貯めておいた電気を使用できます。特に、小さな子どもや高齢者、病気を抱える方がいる家庭では、蓄電池で電気を確保しておけるのは安心につながるでしょう。

環境問題に配慮できる

蓄電池を活用することは、環境問題への配慮にもつながります。現在、日本では発電の多くが二酸化炭素を排出する方法に依存しており、地球温暖化の要因の1つにもなっています。

太陽光発電は発電するときにCO2を排出しないエコエネルギーであるため、蓄電池の活用は、環境問題の解決に向けた一歩になると注目されています。

環境への影響を軽減しながら効率的に電力を使いたい方には、蓄電池の設置がおすすめです。

蓄電池をつけるデメリット3つ

蓄電池をつけるには、デメリットについても理解しておきたいものです。ここでは、蓄電池のデメリットを3つ解説します。

  • 初期費用がかかる
  • いずれ交換が必要になる
  • 設置スペースが必要になる

それぞれ、詳しく解説します。

初期費用がかかる

蓄電池は、初期費用がかかることがデメリットの一つです。蓄電池にかかる費用は80万〜170万円程度、設置工事費は20万〜30万が相場です。本体価格と設置工事費を含めると、100万〜200万円程度になります。

長期的にみれば設置後に電気代を節約できるため、初期費用は徐々に回収していく形です。しかし、設置コストの負担が大きいと感じることもあるでしょう。

ただし、国や自治体の補助金制度を活用すれば費用を抑えることも可能です。また、リースなどのサービスを利用するという方法もあります。補助金の利用や購入方法の選択肢を複数検討し、納得した上で導入することが大切です。

いずれ交換が必要になる

蓄電池は、使用を続けるうちに劣化するため、いずれ交換が必要になります。充放電を繰り返すたびに蓄電できる容量が減っていき、一定のサイクル数を超えると本来の性能を生かせなくなってしまいます。

メーカーや使用環境にも左右されますが、寿命の目安は10〜20年程度です。また、保証期間内であっても使用頻度や環境によって寿命が短くなる場合もあります。導入時には、あらかじめ交換費用がかかることを想定しておきましょう。

設置スペースが必要になる

蓄電池を導入するときには、設置スペースが必要になることがデメリットの1つです。近年では蓄電池の小型化が進んでいますが、屋外用でも屋内用でも、エアコンの室外機ほどの設置場所を確保しなければなりません。

屋内用の蓄電池は、稼働音が問題になることがあるため、収納の中など生活空間に影響を与えない場所を選ぶ必要があるでしょう。

屋外用でも、設置場所の環境がよくないと機器の寿命を縮めることにもつながるため、直射日光や高温多湿を避けた場所を探す必要があります。敷地が広くない場合や屋外スペースが限られている場合は、設置場所をどこにするかで悩むことも少なくありません。製品の設置条件を理解し、導入前に置き場所があるかを検討しておきましょう。

蓄電池を導入するときのポイント

蓄電池を導入するときには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。ここでは、蓄電池を導入するときのポイントとして、以下の2点を解説します。

  • 電気料金のプランを見直す
  • 補助金制度を利用する

それぞれ、詳しく解説します。

電気料金のプランを見直す

蓄電池を導入するときには、電気料金プランを見直しましょう。現在契約しているプランが蓄電池を活用する暮らし方にあっているかを確認し、場合によっては変更を検討しましょう。

契約中の電力会社に時間帯別の料金プランがある場合は、夜間の電気代が安い時間帯に蓄電池を充電し、昼間に電力を使用することでコストを削減できます。

一方、時間帯に関係なく料金が変わらないプランでは、蓄電池を運用するメリットはあまり大きくありません。プランを変更するには手続きが必要になるため、導入前に電力会社や専門業者と相談し、具体的な運用方法を検討しましょう。

補助金制度を利用する

蓄電池を導入するときには、補助金制度を活用することをおすすめします。国や地方自治体が提供する補助金制度を利用することで、蓄電池にかかる初期費用の負担を軽減できます。

国や自治体の補助金制度は、地域や年度によって内容が異なり、対象条件や申請期限なども細かく定められています。たとえば、家庭・業務産業用蓄電システム導入支援事業(DR補助金)では、国が認めた事業者から購入することや性能が認められている蓄電池システムの設置が条件とされています。

事前に制度内容を把握して、要件を満たしているか確認しましょう。

また、補助金制度を活用するときには、書類の準備などで設置業者のサポートが必要になるため、購入前に建築会社にも伝えておきましょう。経済的な負担を抑えながら蓄電池を導入するためにも、補助金制度の情報を集めておくことをおすすめします。

蓄電池のメリット・デメリットを理解して導入を判断しよう

蓄電池には、電気代の節約や災害時の備えといった大きなメリットがある一方で、初期費用や設置スペースといったデメリットもあります。導入するときには、自分のライフスタイルや住環境に適しているかを見極めることが大切です。

また、電気料金プランの見直しや補助金制度の活用など、工夫次第ではお得に導入することも可能です。新築住宅を検討するタイミングは、蓄電池を導入する絶好の機会でもあります。蓄電池など住宅設備に関して不明な点があれば、信頼できる建築会社に相談してみましょう。

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