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注文住宅で後悔しないために知っておきたい失敗事例と対策

2025.11.27

「どうすれば後悔しない家づくりができるの?」

「家づくりの先輩たちはどんなことで後悔している?」

自由に設計できるはずの注文住宅でも、暮らし始めてから気づく失敗は少なくありません。一生に一度と言われる家づくりで、後悔したくないと考える人は多いでしょう。満足のいくマイホームを建てるには、よくある後悔のパターンとその原因を知っておくことが大切です。

そこで今回は、注文住宅でよくある失敗事例の原因と対策を解説します。後悔しないための方法を理解して、自分たちの注文住宅づくりを成功させましょう。

注文住宅の設備選びで後悔するパターン3つ

キッチンやお風呂、給湯器といった住宅の設備選びは、注文住宅で特に後悔が多い部分です。ここでは以下の3つのパターンについて解説します。

  • キッチンが使いにくくて不便
  • 不要なオプションを付けてしまった
  • エコキュートの容量選びで失敗した

毎日使う設備だからこそ、慎重に選ぶためにも1つずつ見ていきましょう。

キッチンが使いにくくて不便

キッチンは毎日使うからこそ、失敗が目につきやすい場所です。憧れのアイランドキッチンにしたものの、調理中の臭いや煙がリビングに広がってしまう、オープンキッチンにしたことで常に片付けなければならないプレッシャーを感じるといった方もいます。

また、ワークトップ(天板)の高さが体に合わず腰痛に悩まされるといったケースも。キッチンは、デザイン性だけでなく実際の調理動線や使い勝手を重視して選ぶことが大切です。

不要なオプションを付けてしまった

営業担当者の提案や展示場の豪華な仕様に惹かれて、住んでみたらほとんど使わないオプションを付けてしまったという後悔もよくある例です。

たとえば、以下のようなものがあります。

  • 豪華な食器棚をつけたけれど、今思えば必要なかった
  • 床暖房を全室に設置したが一部の部屋しか使っていない
  • 蓄電池に投資したけれど、節電になっていない

オプションを検討する際は、本当に毎日の生活で使うか確認しておくことが大切です。優先順位を明確にして、予算配分を見直しましょう。

エコキュートの容量選びで失敗した

光熱費を抑えられるエコキュートは、注文住宅で人気の給湯設備です。しかし、家族の人数や生活スタイルに合わない容量を選ぶと、後悔するケースも少なくありません。

容量が小さすぎるとお湯切れを起こしやすく、逆に大きすぎると無駄な電気代がかかってしまうためです。

そのため、新築するときに将来の家族構成の変化も見据えて容量を選ぶことが大切です。また、来客が多い家庭や、お風呂とシャワーを同時に使う可能性がある場合は、少し余裕を持ったサイズを選んでおくと安心です。

加えて、ヒートポンプユニットと貯湯タンクの設置場所も、生活する上で支障のない位置かどうかを検討しておきましょう。

注文住宅で見落としがちなコンセント・照明計画での後悔

コンセントや照明は日常生活に直結するため、後悔につながることがあります。以下の2つのポイントを詳しく見ていきます。

  • コンセントの数が足りない・高さが合わない
  • 照明の位置がよくない

快適な住まいを実現するためにも、確認していきましょう。

コンセントの数が足りない・高さが合わない

実際に生活を始めてから気づくのが、コンセントにまつわる問題です。リビングでは掃除機やスマホの充電、季節家電など想像以上に多くのコンセントが必要になります。

また、コンセントの高さも重要です。アイロン台用のコンセントは腰の高さにあると抜き差ししやすく便利に使えます。そして、デスク周りは天板の少し上にあると配線が垂れにくく、足元の邪魔になりません。

コンセントの位置や数、高さは、部屋の使い方と家具の配置をシミュレーションしながら決めることが大切です。

照明の位置がよくない

照明でよくある失敗には、主に以下のようなものがあります。

  • ダイニングのペンダントがテーブルの中心に合わない
  • キッチンやワークスペースの手元に影が落ちて作業しづらい

失敗を防ぐには、あらかじめ家具の大きさと位置を図面で確認しておくことが重要です。また、ダクトレールなど位置が調整しやすい器具を選ぶのも方法の1つです。

キッチンやPC作業といった細かい作業をする場所には、手元灯を追加する前提で照明を計画するのも良いでしょう。

注文住宅の収納計画で陥りやすい後悔

注文住宅では、収納にこだわりたいと考える人は少なくありません。計画段階で見落としがちなポイントには、以下のようなものがあります。

  • 季節用品を置けるロフト収納を設けたかった
  • 納戸は作らず、その分の面積を居室や分散収納に回したかった
  • 玄関にベビーカーやアウトドア用品も収納したかった

収納の計画では、何を、どこで、どれくらい使うのかを書き出すことから始めましょう。よく使う物は出し入れが楽にできる位置に、季節物などたまにしか使わないものは天棚の上やロフトなど、離れた場所に振り分けます。

また、新築時にシューズクロークを作っておけば、靴やベビーカー、外遊び用品をひとまとめにできて玄関が散らかりにくくなります。

玄関土間の作り方については、こちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください。

関連記事:おしゃれな玄関土間のつくり方!収納だけじゃなくて趣味スペースにも使える

注文住宅の窓・採光・断熱性能での後悔ポイント

窓や断熱に関する後悔は、住み始めてから気づくことが多い部分です。以下の3つのポイントについて解説します。

  • 窓の大きさ・位置で失敗した
  • 冷暖房効率が悪かった
  • 結露やカビが発生しやすい

快適な室内環境を実現するためにも、1つずつ見ていきましょう。

窓の大きさ・位置で失敗した

窓は風通しや明るさのために取り付けますが、意外と後悔につながりやすいポイントです。

たとえば、開放感のある大きな窓をつけたものの、外からの視線が気になってカーテンを閉めっぱなしにしていて暗い部屋になってしまうといった失敗が起こりがちです。反対に、窓を小さくしすぎると風通しが悪く、湿気がこもってしまいます。

窓の大きさや位置を検討するときには、隣家との距離や道路からの視線の入り具合を考慮することが大切です。

冷暖房効率が悪かった

注文住宅で後悔しやすいポイントの1つが、冷暖房効率の問題です。デザイン性を重視して吹き抜けを採用したものの、実際に住んでみると夏は暑く冬は寒いといった悩みです。

暖かい空気が上昇するため冬場は1階が暖まりにくく、夏場は2階に熱がこもりやすくなるため、吹き抜け部分にシーリングファンを設置するなどの対策が必要です。

建具で空間を仕切れるようにして、空気を効率的に循環させるのも方法の1つです。吹き抜けのあるリビングについては、こちらの記事でも紹介していますのでよろしければご覧ください。

関連記事:吹き抜けリビングで理想の住まいを!設計のコツとおしゃれな実例集

結露やカビが発生しやすい

注文住宅で見落としがちなのが、結露やカビの問題です。断熱性能や換気計画が不十分だと、室内外の温度差によって窓ガラスや壁面に結露が発生し、放置するとカーテンや壁紙にカビが生えてしまいます。

断熱性に関しては、窓の性能も大きく影響します。複層ガラスや樹脂サッシなど、断熱性能の高い窓を選ぶと結露が発生しにくくなる効果が期待できます。

断熱性の高い窓については、以下の記事でも詳しく解説していますのでご一読ください。

関連記事:断熱性の高い窓はどれを選ぶべき?サッシ&ガラスの種類と特徴を解説

注文住宅で後悔しないための対策

後悔のない注文住宅を実現するためには、事前の準備と計画が欠かせません。以下の2つの対策をご紹介します。

  • 情報収集をして建築事例を見る
  • 家族で優先順位を決めて計画する

理想の住まいを手に入れるためにも、1つずつ見ていきましょう。

情報収集をして建築事例を見る

注文住宅で後悔しないためには、情報収集が欠かせません。住宅雑誌やSNS、建築会社の建築事例などを見て、自分たちの理想のイメージを掴んでいきましょう。

また、住宅展示場や完成見学会に足を運んでみることをおすすめします。写真だけでは分からない広さ感や動線、素材の質感などは、自分の目で確かめることも大切です。

情報を集めるだけでなく、気になるポイントはメモを取り、後で建築会社に相談できるように整理しておきましょう。

なお、大工産の自然素材をたっぷり使った心地よい住まいの実例は、以下のページからご覧ください。

関連記事:施工事例|大工産

家族で優先順位を決めて計画する

注文住宅では、すべての希望を叶えることは予算や条件との兼ね合いもあり難しいため、家族で話し合って優先順位をつけていくことが大切です。まず、家族全員で「譲れない条件」「できれば実現したいこと」「あればいいけど妥協できること」に分類してリスト化しましょう。

たとえば、リビングの広さは最優先、書斎は欲しいがスペースがなければ妥協できるといった具合です。優先順位がついていれば予算配分もスムーズに決められます。

また、計画を進めていく中で譲れない条件が変わることもあるため、柔軟に見直しながら進めましょう。

後悔のない注文住宅は建築会社選びが重要

今回は、注文住宅でよくある後悔事例と対策を紹介しました。設備選びや収納、性能など、注意すべきポイントは多岐にわたります。しかし、重要なのは自分たちに合ったアドバイスをくれる建築会社を選ぶことです。

後悔のない理想のマイホームを実現するために、複数の建築会社を比較検討し、信頼できる家づくりのパートナーを見つけましょう。

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