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新築にベランダは必要?つけないときの間取りのポイントも紹介

2025.09.09

「最近ベランダがない家も見かけるけど、実際のところどうなんだろう」「これから家を建てるけど、ベランダって必要かな?」

マイホームの間取りを検討する中で、ベランダは本当に必要なのか疑問に思うことはありませんか。現在の住まいづくりでは、ベランダやバルコニーをつけない間取りも増えています。

しかし、マイホームは一生に一度とも言える大きな買い物。建ててから後悔したくないと思う人も多いことでしょう。

そこで今回は、ベランダの使い道や必要性を検討し、設置する場合の注意点を解説します。また、ベランダを設けない場合の間取りの工夫も紹介しますので、新築住宅の建築を計画されている方は、ぜひ参考にしてください。

ベランダやバルコニーは必要?

新築住宅にベランダやバルコニーを設けるかは、家族の暮らし方や立地条件によって判断が分かれます。洗濯物を外干ししたい人にとっては、日当たりの良いベランダは便利なスペースです。

一方で、共働き家庭や部屋干し派にとっては使う機会が少なく、掃除やメンテナンスの手間を考えると「いらない」と感じることも。近年はベランダのない家も増えているため、必要性をしっかり検討してから取り入れることが大切です。

ベランダの使い方や目的から考える必要性

ベランダをつけるか決めるためにも、具体的な使い道を知っておきたいものです。主に、ベランダは以下の5つの目的でつけます。

・洗濯物を干す

・布団を干す

・室外機置き場にする

・アウトドアリビングとして使う

・非常時の避難経路を確保する

どの使い方が自分の生活に当てはまるか、詳しくみていきましょう。

洗濯物を干す

ベランダの一般的な使い方は、洗濯物の外干しです。外干しは、ダニやカビの予防効果も期待できます。ただし、屋根のないバルコニーでは、突然の雨で洗濯物が濡れてしまうリスクもあるため注意が必要です。

最近では、浴室乾燥機やドラム式洗濯乾燥機などの家電を活用する家庭も増えており、洗濯物は室内干しというケースも多くなっています。その場合は、必ずしもベランダを設ける必要はないかもしれません。

布団を干す

布団や大きなラグなどの寝具類は、ベランダで天日干しできると便利です。日光に当てることでダニやカビの予防にもなり、ふっくらとした寝心地が保てます。

一方で、ベランダのない住宅では、布団乾燥機を活用したり、寝室など広めの部屋で室内に布団干し用のスペースを確保する必要があるでしょう。

室外機置き場にする

ベランダがあると、エアコンの室外機をすっきり設置できます。ベランダの中に室外機が隠れて見えるため、家の外観を崩すことなく室外機のメンテナンスもしやすいのが魅力です。

反対に、ベランダがない場合は室外機を1階や屋根の上に置いたり、壁に吊り下げたりする必要があります。配管が長くなって外から見ると目立ちやすく、外壁の色とカバーが合わずにデザインを損ねることも珍しくありません。

また、室内機と室外機の距離が遠くなると、設置や交換時の工事費やメンテナンス費が高くなることもあるでしょう。

アウトドアリビングにする

広いベランダを作れば、第二のリビングとして活用できます。近年、ベランダでのグランピング「ベランピング」や家庭菜園を楽しむ方が増えているため、屋外でも開放感を味わえるプライベートな空間として人気の間取りです。

テーブルや椅子を設置すれば、食事を屋外で楽しむこともできるでしょう。また、子どもが体を動かして遊べる場所としている家もあります。

ただし、アウトドアリビングとして使う場合は、近隣への配慮も欠かせません。例えば、バーベキューをする際は、においや煙の問題があるため、隣家との距離を十分に考慮する必要があります。

また、ガーデニングや掃除用に水栓を設置する場合は、排水経路も検討しておくと安心です。

非常時の避難経路を確保する

万が一の非常時における避難経路として、ベランダをつけることもあります。火災や地震のときに、ベランダから隣の部屋や隣家に移動できたり、屋外で一時的に身を守りながら救助を待つこともできます。

普段、意識することはあまりないかもしれませんが、いざというときの安全確保の経路があると思うと、安心材料にもなるでしょう。

ベランダをつけるときの注意点

新築住宅でベランダをつけるときには、注意しておきたいことが以下の3つあります。

・建築コストがかかる

・防犯対策が必要になる

・防水などのメンテナンスが必要になる

建てたあとに後悔しないためにも、事前に把握しておきましょう。

建築コストがかかる

ベランダを設置する際は、建築コストが増える点に注意が必要です。屋外であるベランダは、防水処理や排水設備などの工事が必要で、その分の費用がかかります。

キッチンや収納、断熱性など、他の部分にコストをかけたいと考えている場合は、ベランダをシンプルな仕様にしたり、そもそも設けないという選択も一案です。予算配分のバランスを見ながら、必要性を検討すると良いかもしれません。

防犯対策が必要になる

ベランダがあると外部からの視線を遮ることができる一方で、防犯対策が必要になることもあります。特に、1階の屋根や隣家から簡単に乗り移れる位置にあるベランダは、不審者の侵入経路になりやすいと言われます。

家を建てるエリアによっては、手すりやフェンスの高さを工夫したり、人感センサーライトや防犯カメラを設置するといった対策が必要になることもあるでしょう。

防水などのメンテナンスが必要になる

ベランダは屋外にあるため、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に重要なのが防水性能です。ベランダの防水が劣化すると、雨漏りの原因となる恐れがあります。

メンテナンスとして、砂埃や落ち葉の除去、排水溝の詰まりを防ぐための清掃をするのが一般的です。また、10年〜15年に一度は、防水塗装の塗り直しも必要になるでしょう。

ベランダの掃除は後回しになりがちですが、掃除などのお手入れを怠ると修理費用が高額になる恐れがあるため、注意しておきたいものです。

ベランダをつけない場合の間取りのポイント

家づくりでは、性能や設備の仕様も同時に検討するため、「ベランダはつけない」と判断するときもあるでしょう。その場合には、布団を干す場所や洗濯物をどうするのか検討しておくことも大切です。

ここでは、ベランダを付けない場合の間取りのポイントを解説します。

布団を干す場所を考えておく

ベランダをつけない場合は、布団や大きな洗濯物をどこで干すかを事前に考えておきましょう。

1階に庭やテラスがある場合は、布団干しスタンドを設置して屋外で干す方法もあります。庭がない場合は、室内用の大型の物干しを活用するのも1つの方法です。

間取りを決める段階で、布団や大物洗濯物を干すためのスペースや動線をあらかじめ計画しておくと、入居後に「想定していなかった」と困ることがありません。

ランドリールームを検討する

近年、ベランダをつけずにランドリールームを作る間取りも人気です。ランドリールームとは、洗濯から乾燥、収納までを一箇所で完結できる部屋のことです。

使いやすいランドリールームを設計するためには、まず広さを確保しなければなりません。洗濯機・乾燥機・洗濯物を干すスペース、収納棚を置ける十分な広さとして、最低でも2~3畳程度が必要です。

また、室内干しの湿気対策として、換気設備をつけておくことも欠かせません。そして、アイロンがけができる作業台や洗濯物をたたむためのカウンターなどを設置するのもよいでしょう。

リビングや洗面室からの動線を考慮しつつ、スムーズに家事を終わらせられるか間取りを検討しましょう。

ベランダの必要性で悩んだら建築会社に相談しよう

新築住宅でベランダをつけるかどうかは、家族のライフスタイルや敷地条件、予算によって変わります。

ベランダが必要になるのは、布団や洗濯物の外干しをする場合、アウトドアリビングとして活用したい場合、室外機の設置場所を確保したいなどさまざまなケースがあります。

一方で、室内干しやランドリールームがあるため十分な場合や、メンテナンスの手間を省きたい場合には、必ずしもベランダを設ける必要はありません。室内環境が整っていれば、天候に左右されず洗濯ができるため、あえて屋外空間をつくらないという選択も合理的です。

後悔のない家づくりをするためにも、バルコニーの必要性に悩んだら建築会社に相談してみませんか。

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