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家事がラクになる!パントリー収納のメリットと活用法

2025.09.04

新築住宅を建てるなら、収納にこだわりたいと思う人は多いかもしれません。その中でも特に注目を集めているのが「パントリー収納」です。

食品やキッチンまわりの日用品をすっきりまとめて置けるパントリーを設ければ、片付けが楽になり、毎日の家事がスムーズになります。

しかし、新築住宅でパントリーをうまく取り入れるにはどうすればよいのか疑問に思うこともあるでしょう。そこで今回は、パントリー収納の種類や活用法についてわかりやすく解説します。

パントリーとはどんな収納?

パントリーという言葉は聞いたことがあっても、明確にイメージできていないこともあるでしょう。ここでは、パントリーの基礎知識を解説します。

パントリーとは食品庫のこと

パントリーは、食品のストックや調理器具を収納するスペースのことを指します。もともと食品庫を意味する言葉で、キッチンに隣接して設けられるのが一般的です。

例えば、常温保存が可能な野菜や米、油といった食品や調味料をたっぷり収納できます。また、調理器具や食器、キッチン家電を収納することも可能です。

大容量のパントリーがあればキッチンが物で溢れかえることもなく、すっきり片付けられるでしょう。

パントリーの3つの種類

パントリーには大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

・壁面収納タイプ

・ウォークインタイプ

・ウォークスルータイプ

使い勝手を知るためにも、それぞれの特徴を把握していきましょう。

壁面収納タイプ

壁面収納タイプは、キッチンの背面や横の壁を使って収納スペースをつくるパントリーです。限られたスペースでも取り入れやすく、建築のコストを抑えられるのが魅力です。

中が一目で見えるため、どこに何があるかすぐに把握できます。ストックの把握がしやすいので、うっかり同じものを買ってしまうのを防げるでしょう。

ウォークインタイプ

ウォークインタイプのパントリーは、人が中に入って使える程度の大収納スペースです。ちょっとした小部屋のようなつくりで、たっぷり物をしまえるのが特長です。

棚をつければ空間をムダなく使えるので、家族が多いご家庭や、食材や日用品のまとめ買いをよくする人には向いています。大きめの調理器具なども置いておけるでしょう。

ウォークスルータイプ

ウォークスルータイプは、出入り口を2つ設けて通り抜けができるパントリーのことです。通路の両側に、収納棚をつけるスタイルが一般的です。

キッチンと玄関、またはキッチンと洗面室の間など、よく通る場所に設けることで、食材や日用品をすぐにしまえて家事がはかどります。

ただし、通り道として使うため、ある程度の広さが必要になり、設置できる場所が限られる点には注意が必要です。

パントリー収納を新築住宅で取り入れるメリット

リビングや洗面室など他のスペースを確保することも考えると、パントリーは必要かどうか迷うこともあるかもしれません。ここでは、パントリー収納を新築住宅で取り入れるメリットを、以下の3つをご紹介します。

・大容量の収納スペースを確保できる

・キッチンをすっきりと片付けられる

・まとめ買いや災害用の備蓄ができる

間取りを決めるときの参考にしてください。

大容量の収納スペースを確保できる

パントリー収納は、カップボードよりも大容量のストックができます。米や調味料、保存食品はもちろん、調理器具や食器類なども分類して収納できます。

また、おせちの重箱や来客用の大皿、ホットプレートや卓上コンロといった、たまにしか使わない食器やキッチン家電、季節物の調理器具などをしまう場所としてもぴったりです。

災害用の備蓄ができる

地震や台風などの自然災害に備えて、非常食や飲料水を備蓄することは、今や多くの家庭で当たり前になりつつあります。しかし、保管場所が分散していたり在庫管理が難しかったりと、備蓄をうまく活用できていないケースも少なくありません。

その点、パントリーがあれば、災害時に必要となる保存食や水、ガスボンベ、衛生用品などを一箇所にまとめて保管できます。

棚を活用して種類ごとに整理すれば、消費期限の把握もしやすく、定期的に入れ替えるときにも役立つでしょう。

パントリー収納を新築住宅で取り入れるときの注意点

パントリー収納を取り入れるときには、以下の3つに注意しましょう。

・設置スペースを確保する

・建築コストがかかる

・湿気やニオイ対策が必要になる

それぞれ、詳しく解説していきます。

設置スペースを確保する

パントリーを設けるには、設置スペースを確保する必要があります。例えば、ウォークインタイプのパントリーを設置する場合、最低でも1畳、できれば1.5〜2畳ほどの広さがほしいところです。

また、キッチン近くの使いやすい場所にパントリーを配置すると、その分ダイニングやリビングが狭くなるケースもあります。生活動線を確認し、バランスを見ながら間取りを検討することが大切です。

建築コストがかかる

パントリーをつくるには、どうしても建築コストがかかります。特にウォークインタイプのように独立したスペースを設ける場合は、建築コストが高くなりやすい点に注意が必要です。

床面積が増えるため、床・壁・天井の仕上げ材、収納棚などの設置費用がかかります。それでも、家事の効率がアップして日々の暮らしが快適になることを考えれば、長い目で見て十分に価値のある投資と言えるでしょう。

湿気やニオイ対策が必要になる

パントリーは食品を保管する場所のため、湿気やニオイがこもりやすいというデメリットがあります。そのため、換気扇をつけるなどの湿気対策が必要です。

住んでからは、こまめに掃除をしたり整理整頓をするのも効果的です。設計の段階から、湿気やニオイ対策をしっかり考えておくことをおすすめします。また、壁紙や棚には、掃除しやすい素材を選んでおきましょう。

パントリー収納を上手に取り入れるポイント

パントリー収納を新築住宅で取り入れるときには、以下の4つのポイントを押さえましょう。

・扉をつけるか検討しておく

・使いやすい奥行きにする

・可動棚をつける

・換気扇やコンセントの配置を検討しておく

それぞれ、詳しく解説していきます。

扉をつけるか検討しておく

パントリーの扉をどうするかは、使い勝手や通行のしやすさに影響するため、設計段階でしっかり考えておきたいポイントです。

開き戸を設置すると収納物が隠れて見た目はすっきりしますが、スペースによっては開けたり閉めたりするたびに、動線を塞いでしまうこともあります。

通路が狭い場所にパントリーを設ける場合は、スムーズに出入りできるよう、引き戸タイプやオープン収納にするのも方法の1つです。

扉の代わりにロールカーテンや布製の目隠しを使うと、開け閉めもしやすく、省スペース化にもつながります。自分の使い勝手にあった扉を検討しましょう。

使いやすい奥行きにする

パントリーを使いやすくするためには、棚板の奥行きを適切に設定することが大切です。一般的な食品や調味料の収納には、約30〜40cmの奥行きが使いやすいとされています。

収納力を重視して奥行きを深くしすぎると、奥の物が見えにくくなり、取り出しにくくなることがあるため注意しましょう。

必要以上に奥行きを取らず、手が届きやすい深さを意識するのがポイントです。

可動棚をつける

長く住み続けていくうちにパントリーに収納するものが変わることも多いため、可動棚を採用すると便利です。可動棚とは、棚板の高さや位置を自由に調整できる収納棚のことです。

可動棚は、新しい調理器具や家電を買ったときにも、棚の高さを調整して対応可能です。

換気扇やコンセントの配置を検討しておく

パントリーを快適に使うためには、換気や電源まわりの設備にも気を配ることが大切です。たとえば、食品のニオイや湿気がこもらないように、小型の換気扇をつけておくと安心です。

また、掃除機をかけたり、冷蔵庫や除湿器を置く予定があるなら、あらかじめコンセントの数と位置を計画しておきましょう。延長コードを使わずに済むようにしておくと、見た目もすっきりします。

そして、空き箱や段ボール、資源ごみの一時置き場として使えるように設計すれば、収納の幅が広がります。ちょっとした工夫で、パントリーをより多目的に使えるようになりますよ。

まとめ

パントリー収納は、キッチンまわりの食品や日用品をひとまとめにできる便利なスペースです。動線がスムーズになり、在庫管理もしやすくなるため、日々の家事が効率的にこなせるようになります。

マイホームを建てるときは、ぜひパントリー収納を取り入れて、使いやすい家事動線を叶えてみてください。間取りや換気設備の配置などで悩んだら、建築会社に相談してみましょう。

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