
施工事例
吹き抜けリビングと遊び心でつくる明るい住まい

「明るくて、木のぬくもりを感じる家にしたい」「子どもたちがのびのび育つ空間がほしい」そんな思いで家づくりを考え始めた方は多いのではないでしょうか。
今回は、木工産で注文住宅を建てた兵庫県魚住町のKさま邸を紹介します。吹き抜けのあるリビングや、子どもが元気に遊べる場所、家事がしやすい動線など、家族みんなが快適に暮らせる工夫がたくさん詰まっています。
お客さまの想いがかたちになった注文住宅の実例を、ぜひご覧ください。
木の香りと光に包まれる、開放感あふれる吹き抜けリビング
高天井と木の梁が映える吹き抜けリビング。空間全体に光と風が通り抜ける
Kさまが家づくりでこだわったという吹き抜けのリビングは、見上げるほど高い天井と、木の梁が温かみのある印象を与える空間です。やわらかな自然光が高窓から降り注ぎ、時間とともに変化する光の表情を楽しめます。
ワクワクを詰め込んだ、子どもがのびのび育つスケルトン階段

リビングの上部にはアスレチックロープも。雨の日でも思いっきり遊べる
リビングには、遊び心あふれる仕掛けも。階段の上部に取り付けたアスレチックロープは、子どもたちが家の中で思いっきり体を動かせる場所です。雨の日でも遊べるだけでなく、家族の視線が届く場所なので、安心して過ごせますね。
シューズクロークがあるので玄関はすっきり


たっぷりの収納と広めの土間で、家族全員の動線がスムーズな玄関まわり
玄関の横には、広めの土間に続くシューズクロークがあります。家族用と来客用の動線を分けているため、急な来客でも生活感が見えにくく、いつでもすっきりとした印象を保てます。
画像右側のように、外から帰ったら靴を脱いで、そのまま収納へ。靴や上着、雨具や外遊び用のグッズもすぐにしまえるスペースを確保しています。朝の身支度や帰宅後の片付けも楽ちんです。
家族が並んで料理できる広々としたキッチン

家族で一緒に立てる広めのキッチン。料理が楽しくなる間取り
L型の広々としたキッチンの面材は、木目調を選んでいるため、リビングとあわせて統一感のあるインテリアに仕上がっています。対面のシンク部分には造り付けのダイニングカウンターがあるため、配膳や片付けもスムーズに行えるのが魅力です。
キッチンの壁面には白いタイルが貼られ、木のあたたかみの中に洗練された印象を添えています。まるでカフェの厨房を思わせるような、見た目の美しさと使いやすさを両立した空間です。
数人が同時に立ってもぶつからない余裕の広さがあるため、準備から後片付けまで、家族みんなで家事をシェアできる素敵なキッチンです。
学びの場としても活用できる造作カウンター

リビングの一角に設けた造作カウンター。学習やPC作業にも便利
リビングの一角に設けられた造作カウンターは、暮らしに寄り添う多目的なスペース。ダイニングとキッチンの延長線上にありながらも、作業机としても活用できます。
お子さんのリビング学習にぴったりな位置にあり、料理をしながら、そっと見守れる距離感も魅力のひとつ。声をかけやすく、自然なコミュニケーションが生まれます。
また、PC作業や趣味のクラフト、ちょっとした書き物など、大人にとっても、使いたいときにすぐ使える便利な場所です。造作ならではの幅と奥行きがあるため、ノートや資料を広げても余裕があり、使い勝手も抜群です。
家事動線をシンプルにまとめたランドリースペース

毎日の家事をラクにする洗面&ランドリースペース
Kさまの自宅には、洗面室の中にランドリースペースがあります。洗濯動線がとてもスムーズで、「洗う、干す、たたむ」の一連の流れが一か所で完結します。
室内干し用のポールも設置されており、雨の日や花粉の季節でも安心して洗濯ができる場所です。洗濯機の横には広めのカウンターがあるので、乾いた洗濯物をすぐ畳んだりアイロンをかけることもできます。
Kさまによると「洗濯物が室内でよく乾く」とのこと。家事がラクになるだけでなく、日々のストレスを軽減してくれる頼もしい存在です。
階段一体型の本棚がある2階ホール

2階ホールには家族の本やおもちゃをたっぷり収納できる壁付収納
やさしい光が差し込む2階のホールに設けられたのは、箱型階段と一体になった大きな収納棚。ロフトまで続く階段にもなっています。木で統一された空間に、絵本や図鑑、おもちゃが並び、まるで小さな図書室のようです。
このスペースの魅力は、通り道を学びと遊びの場に変える設計。ただの廊下だけでなく、子どもが自然と本を手に取り、床に座り込んで読み始めるような暮らしに溶け込む空間になっています。
吹き抜けからリビングの様子を感じつつも、しっかりと自分だけの遊び場として機能しています。視線が抜けることで窮屈さはなく、木のぬくもりに包まれた安心感も兼ね備えています。
ひとり時間も、家族時間も。くつろぎのロフトスペース

家族の気配を感じながら過ごせるロフト。読書や昼寝にぴったりの隠れ家空間
Kさまが家づくりでこだわったという2.5階の高さにあるロフトスペース。デッドスペースになりがちな小屋裏空間を、しっかり活用できる空間にしています。勾配天井の木の質感に包まれた空間は、まるで屋根裏の秘密基地のような心地よさがあります。
収納として使えるのはもちろん、ソファやテーブルを置けば、子どもの遊び場や大人の読書・昼寝スペースに早変わり。ライフスタイルや家族の好みに応じて、柔軟に使い方を変えられるのも魅力です。
また、2階のホールとも格子の手すり越しにゆるやかにつながっているため、家族の気配を感じながらも、自分だけの時間に没頭できる空間です。
断熱性と気密性にも配慮した心地よい室内環境

ロフトからも手すり越しに家の中の様子がわかる
自然素材をたっぷり使う大工産の注文住宅は、断熱性や気密性にも配慮しています。Kさまに冬の寒さを伺ったところ「エアコン1台で全部屋あたたかい」とのこと。
吹き抜けの天井には、空気の循環を促すシーリングファンをつけました。夏は、吹き抜けがあるためエアコン1台では2階が暑くなりがちで、2階のエアコンもつけているそうです。
まとめ

片流れ屋根でシンプルなデザインの外観
Kさま邸は、吹き抜けのリビングを中心に、子どもがのびのび遊べる仕掛けや、家事がラクになる動線を実現した住まいです。木のぬくもりと光に包まれた空間には、心地よさと安心感が満ちていました。
エアコン1台で家中があたたかいなど、性能面でも満足の声が聞かれたKさまのご自宅。自然素材を活かし、見た目だけでなく機能性にもこだわった、大工産ならではの注文住宅です。
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