株式会社大工産
DM外断熱構法の家「温雅」は空気の綺麗な森林浴の家です。大工産は『外張り断熱+天然木』で住まいと体にやさしい高性能な健康住宅を創る工務店です。
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【実績】兵庫県播州(播磨)地域を拠点に、神戸市・明石市・加古川市・加古郡・高砂市・姫路市・三木市・小野市・加西市・加東市に注文住宅を建築。増改築・リフォームも承ります。

トップページ住まいを学ぼう>温度・湿度の環境解析調査



 大工産は、心地良い住まいを実現するために「室内の湿度管理」をもっとも重要と考えております。
 蒸し暑い夏は、湿度を抑えることで、うんと涼しく感じられます。また、乾燥しすぎる冬は、ウィルスが繁殖しやすく、風邪をひきやすくなりますし、お肌にもよくありません。通常の住まいでは、その調整を、加湿器や除湿器を使って機械的に行います。しかし、それでは、機械のある場所でしか効果はありません。大工産は、高気密・高断熱にプラスして、木の調湿作用により、家全体が一年を通して心地よく住まうことができる「DM外断熱構法」にて施工を行っております。
 この度、京都府立大学大学院・生命環境科学研究科・建築学専攻 尾崎研究室に依頼し、夏季・冬季・中間季における温湿度環境を解析調査していただきました。400日に及ぶ実測値をもって、安定した室内湿度環境であることが証明されましたのでご紹介いたします。

実験は、実物大の実験棟を2棟建て、その性能の実証実験を行いました。
(A棟:旧DM外断熱構法 B棟:DM外断熱構法改良型)




【夏季】

1日24時間の間に、外気の温度の上下温度差が7℃以上あるのに対し、室内の温度差は4℃程度で、28℃〜30℃までの温度で安定しています。
相対湿度もまた、外気湿度が45〜95%に対し、室内の相対湿度は、ロフトを除いて53〜66%の間で安定しています。

温度が高めですが、外気との相対湿度の差が最大40%程度あることから、室内は、30℃程度であっても、体感温度は、1〜2℃外気よりも涼しく感じます。

なんと、湿度が10%下がると、体感温度は、1〜1.5℃低く感じられるのです。

【中間季】

室内温度が18〜24℃、相対湿度が58〜68%程度に収まり、健康的な温湿度環境になっています。

【冬季】

温度は、16℃(無暖房)〜23℃(暖房)と安定しており、相対湿度も45〜60%で、安定しています。

【A棟・B棟との比較】

冬季の温湿度をA棟(旧DM外断熱構法)とB棟(改良型DM外断熱構法)と比較したものです。

A棟・B棟とも住宅性能については、極端な性能差はありません。B等は、換気装置の給気方法の改良によって温湿度曲線に極端な乱れがなく綺麗になっていることがわかります。

【冬季の各部平均温度の平均値】

居室空気温度では、改良によってB棟のほうが0.26℃温度が高くなっています。
わずかではありますが、快適性能改善の成果が出ていることがわかります。

流入する水分流と排出、内部発湿の傾向を調べたものです。

室内の湿度は、外部から流入する水分と室内から流出する水分と、内部で発生する水分とがあります。その関係を調べることで、室内の調湿効果を検証しています。

夏季には、大量の流入があっても赤松壁材の吸湿傾向が強く、中間季や冬季には流入が少なくても赤松壁材の放湿と内部発湿によって、室内の水分量が、効果的に調湿されていることがわかります。

次世代エネルギー基準(住宅金融公庫支援機構、フラット35S)仕様の住宅とDM外断熱構法の空調用電力消費量を量を比較したものです。

 次世代省エネルギー基準のシュミレーションとDM外断熱構法の実測値を比較すると、11月〜12月の冬季に若干の差が出るものの、中間季、夏季においてはDM外断熱構法が圧倒的に効率がよいことを示しています。

一般住宅(フラット35仕様)との夏季の冷暖房用電力使用量の比較

半分以下のエネルギー量でまかなえることがわかります。

梅雨季(6/22〜6/24)のLDKにおいて、石膏ボードを施工した場合と赤松の壁材との相対湿度の変化を記録したものです。

折れ線グラフより、石膏ボードと、赤松壁材との相対湿度の差は、10%程度あることがわかります。これは、体感温度で、約1〜1.5℃の差となって表れます。ですから、蒸し暑い梅雨季の赤松壁の調湿効果が有効に働いていることが判ります。

 また、棒グラフより、赤松壁の場合、相対湿度が70%以上にはならないため、蒸し暑い高湿域が見事に低減しています。

過乾燥が心配される冬季。この冬季、LDKにおいて、石膏ボードを施工した場合と赤松壁材との相対湿度の変化を記録したものです。

 折れ線グラフより、外の湿度が大きく変化しているにもかかわらず、石膏ボードと赤松壁材は、一定の湿度を保っています。さらに、石膏ボードと赤松壁材の間には、綺麗に相対湿度5%程度の差が表れ、赤松壁材のほうが、湿度状態が優れていることがわかります。

また、棒グラフより、赤松壁材は、細菌類の増殖や、発生を防ぐ相対湿度領域である、45〜62%の領域で調湿効果が働き、石膏ボードのように過乾燥領域を作らない働きがあることがわかります。

夏季における石膏ボードと赤松壁材の空調負荷について調査したものです。

夏季においては、赤松壁材の調湿効果で体感温度が下がるために、空調温度設定は、通常の住宅よりも2〜3℃高めに設定しても、涼しさが変わらないことを意味しています。

夏季においては、赤松壁材のほうが、蓄熱量が大きめに顕熱負荷が大きくなるものの、その差はごくわずかです。

冬季の空調負荷の比較です。

冬季は、夏季とは逆に、赤松壁のほうが、3割程度顕熱負荷が少なくなります。

冬季においては、赤松の蓄熱量が大きいために、3割程度。空調負荷が少なくなると共に、石膏ボードよりも相対湿度が10%程度も高くなるため、体感温度も上がります。そのため、一般住宅よりも、空調の温度設定を2〜3℃以上低くしても、寒さを感じない快適な温湿度環境が実現します。


本研究では、実測調査と数値シュミレーションにより、赤松材の温湿度特性を利用した戸建住宅の性能について明らかにしました。
得られた結果は、次のとおりです。

  1. 実測調査から、内装材として赤松をふんだんに使用した住宅では、蓄熱と調湿の働きにより、通年に亘り全館で、恒温・恒湿が保たれる。
  2. 実測調査から、調湿こうかにより室内湿度は45〜65%の中湿域に分布し、冬季の過乾燥や、夏季の高湿環境が抑制される。特に、夏季において顕著な結果が表れた。
  3. 数値シュミレーションにより、内装材とした赤松への昼間の蓄熱により、冬季の暖房負荷は、石膏ボードと比べて3割減少する。
  4. 数値シュミレーションにより、ナイトパージなどにより蓄冷することで、夏季の冷房負荷も削減することができる。
今回の実験の中間発表として示された結果です。改良型DM外断熱構法は、現在も継続してデータの取得が行われています。今後の調査結果もお楽しみに!!
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